使う場面
提出や公開の前に、レポート、ブログ、仕事の文書を見直すときに使います。日本語の校正の、最初の一巡です。表記の揺れや長すぎる一文のように、機械的に探せるものを一覧にします。内容の正しさや、文章の良し悪しは判定しません。
使い方
- 「チェックする文章」の欄に、文章を貼り付けます。最初は例文が入っています。
- 見る項目を変えたいときは、「チェックする項目」を開き、外したい項目のチェックを外します。長い一文の基準は、「長い一文の上限(字)」で変えます。
- 「チェックする」を押します。文章を書き換えても自動では再チェックされないので、書き換えるたびに押します。項目や上限を変えたときも同じです。
- 結果の上に、「指摘 N 件」と項目別の件数が出ます。その下に、指摘された箇所の前後の文章、指摘の内容、直し方の案が 1 件ずつ並びます。指摘がなければ、「指摘はありません。」と出ます。
- 上限に 20 から 300 の範囲を外れた数を入れて「チェックする」を押すと、エラーが出て、チェックは行いません。
チェックのしくみ
チェックは、文章を空行(空白だけの行を含む)で段落に分けてから行います。文章の意味は読まず、文字の並びと、文末の形だけを見ます。
表記の揺れ
同じ語の書き方が複数ある 50 組の言葉を、文字の並びで探します。組には、「サーバ」と「サーバー」のような長音の揺れが入っています。「子供」と「子ども」、「申し込み」と「申込み」と「申込」、「全て」と「すべて」のように、表記が分かれやすい語も入っています。「事」や「時」のような 1 文字の漢字は、別の語の一部に当たって誤って指摘するので、入れていません。
ある組で 2 通り以上の書き方が文章に出てくると、そのうち多いほうを案にして、多いほう以外の箇所を指摘します。同数のときは、先に出たほうを案にし、後に出たほうを指摘します。指摘には、組の中の各書き方が何か所あるかも出ます。「サーバー」を 1 回、「サーバ」を 1 回書いた文章なら、先に出た「サーバー」が案になり、「サーバ」の箇所に指摘が出ます。
語は文字の並びで探しているので、文脈は区別しません。たとえば「申込書」の中の「申込」も、ほかの箇所の「申し込み」と別の書き方として数えられ、指摘が出ることがあります。その場合は、そのままで構いません。
長い一文
文を「。」「!」「?」(半角の「!」「?」を含む)と改行で区切り、文字数が上限を超えた文を指摘します。「。」の直後の閉じ括弧は、その文に含めます。文字数は、1 つのコードで表せる文字を 1 字と数えます。複数のコードを組み合わせた絵文字などは、文字数カウントとは違い、複数の字に数えます。上限の初期値は 80 字で、20 から 300 の整数に変えられます。案は、「文を分ける」です。
文体の混在
文末の形で、です・ます調とだ・である調を判定します。次の文末は、です・ます調です。
- 「です」「ます」「でした」「ました」
- 「ません」「でしょう」「ましょう」「ください」
次の文末は、だ・である調です。
- 「である」「であった」「ではない」
- 「だろう」「だった」「だ」
どちらでもない文は、判定の対象外です。
文章全体で、少ないほうの文体の文を指摘します。同数のときは、だ・である調のほうを指摘します。文末の形だけを見る簡易な判定なので、表示にも「目安」と付けています。
表記ルール
決まった語を、文字の並びのとおりに探します。対象は 13 語です。
- 空虚な強調として、「非常に」「極めて」「大幅に」「飛躍的に」「格段に」。案は、具体的な数や事実に置き換えることです。
- 定型の枕として、「この度は」「昨今」「近年ますます」「言うまでもなく」。案は、削るか、具体的に書くことです。
- ひらがなで書く語として、「出来る」「下さい」「又は」「及び」。案は、「できる」「ください」「または」「および」です。
全角の英数字・半角カナとダッシュ
全角の英数字(A から Z、a から z、0 から 9)は半角に、半角カナは全角にする案を出します。ダッシュは、文字コードの U+2014、U+2013、U+2015、U+2500 の 4 種類の線の記号を探します。
案は、句読点・コロン・読点で書き換えることです。長音記号「ー」は対象ではありません。
入力の扱い
文章は、この端末のブラウザの中だけでチェックします。サーバーには送りません。保存もしないので、ページを閉じると消えます。ページを開いたときは、例文が入っています。
よくある質問
日本語の校正で、このツールは何を見つけますか。
表記の揺れ、長い一文、文体の混在、決まった語の書き方、全角の英数字と半角カナ、ダッシュの 6 項目です。誤字や脱字、文法の誤り、敬語の使い方は見ません。見つけた箇所と、直し方の案を一覧で出します。
表記の揺れは、どのように見つけますか。
「サーバ」と「サーバー」のように、同じ語の書き方が複数ある 50 組の決まった言葉を、文章の中から探します。同じ組の別の書き方が 2 通り以上あれば、多いほう以外を指摘して、多いほうを案にします。同数のときは、先に出たほうを案にして、後に出たほうを指摘します。
長い一文は、何字から指摘されますか。
初期値は 80 字で、80 字を超えた一文を指摘します。「長い一文の上限(字)」で、20 から 300 までの整数に変えられます。一文は、「。」「!」「?」と改行で区切り、記号も 1 字に数えます。
指摘された箇所は、必ず直す必要がありますか。
必ずではありません。指摘は目安で、直すかどうかは書き手が決めます。たとえば、正しく書き分けた語に指摘が出ることもあります。指摘の一覧は、見直す場所を探すために使ってください。
二重の助詞や、「の」の連続は見つけてもらえますか。
見つけません。助詞の重複は、このツールが見る項目に入っていません。見直すときは、自分の目で確かめてください。
